概要
QRコードを発行するWebAPIをデプロイし、Power Automateのカスタムコネクタから接続します。今回が最終回です。
- 「QRコードを発行するAPIをつくってみる」
- 「WebAPIとしてデプロイ」
- 「Power Automateのカスタムコネクタから接続」<-今回の記事
3回目はこれまで作成したAPIにPower Automateのカスタムコネクターを使用して接続します。
環境
- Power Apps 開発者プログラム
- Power Automate 試用ライセンス
注意事項
- 「QRコード」はデンソーウェーブの登録商標です。
- 仕様についてはデンソーウェーブのHPを参考にしてください。
- これまでWebAPIを利用することはあってもつくったことはなかったので、学習した備忘録です。
- 自己責任でお願いいたします。
- 2022年5月の情報です。
カスタムコネクタの作成
データ>カスタムコネクタ>カスタムコネクタの新規作成>一から作成
カスタムコネクタに名前を設定します。
せっかくなのでアイコンをQRコードにしました。説明文と前回作成したAPIのホストを入力します。
認証タイプをAPIキーにします。
APIキーの設定をします。
パラメーターのラベル 任意のラベル
パラメーター名 X-API-Key
パラメーターの場所 ヘッダー
https://{作成したAPIホスト}/?qr_word=test&qr_version=1&error_correction=0&box_size=6&border=4
このURLは作成したAPIのクエリパラメーターを含めたものです。
{作成したAPIホスト}
の部分を作成したものにテキストエディターなので書き換えておき、クリップボードにコピーしておきます。
動詞GET
URL クリップボードからコピー
ヘッダーContent-Type: application/json
「インポート」を実行すると読み込まれます。
各パラメーターを少し編集し、カスタムコネクタでの規定値や型を設定します。
-
qr_word
-
qr_version
-
error_correction
-
box_size
-
border
-
Content-Type
「テスト」に移行し「コネクタの作成」をします。
保存後、「新しい接続」を行います。
API入力を求められるのでAPIキーを入力し「接続の作成」を行います。
「接続の更新」を行うと選択された接続に表示されます。
qr_wordに文字を入力しテストします。
応答で200が帰って来れば成功です! 文字化けしていますが問題ありません。
テスト1
入力文字をQRコード画像に変換後、OneDriveに保存します。ファイル名は入力文字をconcat(triggerBody()['text'],'.png')
として使用しています。
Deta Microsはスリープ待機しているため、実行に少し時間がかかるようです。
テスト2
Power Appsからの文字をQRCode画像に変換し、DataverseのImage列に保存します。
スリープ状態でなければ、そこまで時間かからないようです。
まとめ
QRコード画像を返すWebAPIにPower Automateのカスタムコネクタを使用して接続を行いました。よくわからないけどWebAPIをデプロイしてみたい、というのが始まりでしたが、なんとかゴールです。調べることが多く時間かかってしまいましたが、楽しかったなぁ。😀 使うだけでなく、つくってみると(といってもローコードの範囲で繋いでいるだけですが💦)わかることが少し増えたきがします。